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公益財団法人 建築技術教育普及センター
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QUA3号「QUA INFORMATION」

「QUA クウェイ」NO.3(1997年5月発行)より

目次

NCARBと相互協力協定を締結

 当センターとNCARB(全米建築家登録委員会協議会)は、従来からそれぞれの国の建築士(建築家)資格試験の実施機関として交流を続けてきました。
 昨年秋に、NCARB側より、今後のより緊密な交流を図る趣旨で、相互協力協定を結ぶことが提案され、去る平成9年3月24日から26日の3日間、建築家登録試験の調査を行うため当センターの片山正夫理事長等が訪米した際に、NCARB会長ダレル・L・スミス氏と次期会長アン・シャントレイユ氏、及び当センターの片山理事長により、協定書に署名が行われました。
 協定の概要は、建築活動が国際化している現状のもと、両団体の関係の強化を図り、また、建築士(建築家)の資格の要件に関する事項を中心に、情報や意見の交換をより緊密に行っていくことを目的としたものです。


右から片山当センター理事長、スミスNCARB会長、シャントレイユNCARB次期会長

米国の建築家登録試験のコンピューター化を調査

米国のNCARB(全米建築家登録委員会協議会)は、各州の建築家登録委員会により構成され、全米の統一的な建築家資格試験であるARE(建築家登録試験)を実施し、この試験の結果や、その他の条件に応じ、ある個人が各州において建築家として登録を行う際の、資格要件の認定を行っている公益法人です。
 1997年2月より、このAREが大きく姿を変えました。
 これまで年に1回(設計製図は2回)行われていた、紙に鉛筆で解答を書き込む形式の試験を廃止し、設計製図の試験を含めた全ての科目について、全米各地に常設された試験センターに受験者が出向き、コンピューターの端末に解答を入力する形式で試験を行うように改められたのです。採点も、設計製図の試験を含め、コンピューターにより自動的に行われることになります。これに伴い、受験者は一年を通して自分の都合のいい時期に都合のいい場所で必要な科目について試験を受けることができるようになりました。
 日本においても、建築界におけるコンピューター化の進展、特に設計製図の分野でのCADの急速な普及への対応や、受験者に対する利便性の向上といった点で、このようなコンピューターによる試験方法は、興味深いものがあります。
 去る3月24日から26日の3日間、当センターから片山正夫理事長以下4名の役職員が、米国ワシントン特別区にあるNCARB本部他を訪れ、この新しいAREについて調査を行いました。詳細についてはこちらでご覧になれます。

左のモニター(17インチ)がARE向けのモニター
右のモニター(15インチ)は他の試験で用いられているもの

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