作品名:プロダクト・インテリア・建築の境界を越えて 講評
<講評>
白く浮かび上がるディスプレイウィンドウが絵画で埋められた館の一室を思わせる1階。商品を見て歩くことが海面を感じることに重ねられている2階。カーテンと大きな鏡で全体が「フィッティングルーム=ナルシストの部屋」である3階。
性格が異なる空間が階ごとに展開する様子は華やかで、ドラマチックな体験を誘う。既存建物をラッピングした外装も、素材・構造・形状そして照明が一貫したロジックで計画され、夜景はブルーのLEDが美しい。
(高橋 晶子)