作品名:403号室
<講評>
中廊下からアプローチするX字型断面のメゾネットタイプという、特徴的な住戸配列をもつ集合住宅の、一住戸の全面的な改修である。暗くなりがちな玄関廻りと階段室を、躯体に何も手を加えずに白いVPだけで処理し、居室との対比を生み出そうというコンセプトが成功している。特に、上階の寝室部分では、安価なカーペットを床・壁・天井の総てに用い、入隅を曲面にして柔らかな空間に仕上げ、階段室との対比を生み出している。
(深尾 精一)
撮影/木村 真一
中廊下からアプローチするX字型断面のメゾネットタイプという、特徴的な住戸配列をもつ集合住宅の、一住戸の全面的な改修である。暗くなりがちな玄関廻りと階段室を、躯体に何も手を加えずに白いVPだけで処理し、居室との対比を生み出そうというコンセプトが成功している。特に、上階の寝室部分では、安価なカーペットを床・壁・天井の総てに用い、入隅を曲面にして柔らかな空間に仕上げ、階段室との対比を生み出している。
(深尾 精一)
撮影/木村 真一