作品名:数奇屋金田中-ハイブリッド数奇屋の試み-
<講評>
撮影/村井 修
ホテルの地下2階の能が鑑賞できる料亭と茶室である。・伝統と現代の接続 ・空間と視線のシークエンス ・伝統と現代のハイブリッド のキーワードの実現に、広間は原寸模型により熱のこもった検討が重ねられ光ファイバーによるスリットの天井照明、床の間のガラス棚と柱が実現している。茶室は孤篷庵忘筌の路地を写し、高い施工技術を得て雅味ある融通無碍の空間を、天井のハイブリッド照明は調光の強弱により今日的陰翳を実現させ、心澄まして座する時間を登場させている。
(山田 初江)
