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公益財団法人 建築技術教育普及センター
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「地震に強い木造の家の仕組みを10分の1の組立模型で体験してみよう」

1.普及事業の名称 「地震に強い木造の家の仕組みを 10分の1 の組立模型で体験してみよう」
2.事業の概要
(実施期間/会場/講師等)
(1)長岡市立山古志中学校中学1年生3名
 1日目:平成25年8月8日(木曜) 13時~16時
 会場:山古志・山の学校
 講師:後藤哲男(教授)、副講師:広川智子(研究員)
 2日目:平成25年8月20日(火曜) 13時~16時
 会場:長岡造形大学
 講師・後藤哲男(教授)、副講師:広川智子(研究員)、TA:板垣雄大(卒業生)
(2)長岡市立北中学校中学3年生38名
 1日目:平成25年8月29日(木曜) 13時~16時
 会場・雪国植物園・木遊館
 講師:後藤哲男(教授)、国l講師:広川智子(研究員)、TA:板垣雄大(卒業生)、近善晴(大学3年)、井部雄介(大学2年)
 2日目・平成25年8月30日(金曜) 13時~16時
 会場・長岡造形大学
 講師:後藤哲男(教授)、国l講師:広川智子(研究員)、TA:板垣雄大(卒業生)、近善晴(大学3年)、井部雄介(大学2年)
(3)長岡市立青葉台中学校中学2年生79名(1組39名、2組40名)
 1日目:[l組]平成25年11月11日(木曜) 13時~16時[2組]平成25年11月12日(木曜) 13時~16時
 会場・長岡造形大学
 講師:[l組]後藤哲男(教授)、高lj講師・広川智子(研究員)、TA:(大学4年)星春樹、多田亜理沙、大漁j歩(大学3年)近善晴、関川遼太郎、大縫智也組]後膝哲男(教授)、高lj講師:広川智子(研究員)、TA:(大学4年)星春樹、多田亜理沙、大沸l歩(大学3年)近善晴、関川遼太郎、大縫智、秦悠希
 2日目:[1組]平成25年11月14日(火曜) 13時~16時[2組]平成25年11月15日(金曜) 13時~16時
 会場:長岡造形大学
 講師:[l品目後藤哲男(教授)、副講師:広川智子(研究員)、TA・(卒業生)板垣雄大(大学4年)星春樹、多国亜理沙、大淵歩(大学3年)近善晴、関川遼太郎、大縫智包組]後藤哲男(教授)、副講師広川智子(研究員)、TA:(卒業生)板垣雄大(大学4年)星春樹、多田亜理沙、大淵歩(大学3年)近善晴、関川遼太郎、大縫智、秦悠希
3.事業の成果・効果
(対象者/参加者数/成果物等)
対象者:
 長岡市内の3中学校の1~3年生(山古志中1年生、北中3年生、成果物等) 参加者数:合計120名(山古志中3名、北中38名、青葉台中79名)
成果:
 (1)10分の1模型を使った木造の耐震構造の仕組みの解説と生徒自らが組み立てる体験は耐震構造の仕組みを総合的に理解することに寄与しました。
 (2)講座実施終了後、直ぐに中学生たちに建築教育として理解度や改善点などを知るためにアンケートを実施しました。
 (3)後日、各中学校から講座に参加した全生徒のレポート、引率した中学校の先生方の視点から中学生の様子や感想等を提出して頂きました。
 (4)1年の活動の報告書を作成しました。講座の目的・内容、ピン構造やラーメン構造など教科書代わりになる内容をイラストを交えて解説や10分の1模型の説明を掲載しています。より充実した報告書を作成するために中学生たちのレポート内容や中学校の先生方の感想も併せて掲載しました。講座を実施する側と受講した側の考えが分ります。
講座を行って:
 平成25年度第1回普及事業助成を受けて中学生たちと10分の1模型を通じて講座を行いました。中学生達は、建物を強くするための原理の理解と建築物が出来るまでの様子、ピン構造、門型ラーメン構造の解説を最初の時間に中学生に対して説明し、それを模型によって確かめました。模型に慣れ、耐震構造の原理を理解するために1問×1聞の小さな架構制作をし、実際に筋かいや壁が入ると強くなることを実感、さらに屋根面の水平岡rj性の確保のために火打ちも有効であることを理解させました。この模型(1問×1問)では出入り口や関口部ができないことから、大きさを拡大し、3閑×4問の家の制作に移行し、関口部や出入り口をとること、壁や筋かいをバランスよく入れることにより家の強さは確保されることを理解します。以上の作業により、模型キットの扱いが分かり建物の作り方の原理原則を身体的に手にいれたことになります。最終段階である自分の作りたい3問×4聞の完全な家を作り出す準備が完了したことになります。中学生の人数によって1キット1人と1キット2~4人で対応しました。1人で行った場合個人の意思がストレートに表現され、思考力、表現力、判断力、忍耐力を培うことが出来ました。一方2~4人1組の場合は、2~4人の関係が協力的でありつつも、複雑な状態になり、最終的な成果もそのバラツキが大きくでました。授業は概ね3時間ずつ2日間でしたが、中学生たちのアンケートやレポートからも分るように時間を忘れて、非常に集中していたといえます。各中学校の先生方の協力もあり講座前の各中学校で行う事前授業の充実やレポート作成など講座の内容は進化させっつ、分りやすく中学生に根気づよく教え続けることが必要です。建築構造と意匠は密接な関係にあります。そのため大学における実際の教育の現場では設備も含めて総合的に設計することが大きな課題となっています。この組立模型による講座は耐震化を理解するものですが、その制約の中で意匠を考えるといった体験もします。中学生への建築教育の試みとして貴重な体験ともなりました。

地震に強い木造の家の仕組みを 1/10 の組立模型で体験してみよう

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平成25年度建築技術教育普及基金助成事業成果報告

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