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公益財団法人 建築技術教育普及センター
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建築士・各職人を志す者の伝統的職能体験研修

1.事業の名称 建築士・各職人を志す者の伝統的職能体験研修
2.事業の概要

伝統的建築物やその技法が、住み手側にとって現状の生活スタイルからかけ離れてきており取り壊されようとしている。このままでは建築物も職人もいなくなり、その先はあったことも忘れ去られてしまうでしょう。
築160余年の庭門・土塀をモデルケースとして、建築士・各職人・保存活用を志す人や住まい手の方々と一緒に伝統技能保持者の指導の元、伝統構法土壁の土塀に対して耐久性を考えたつくり方の体験研修を目的とする。
会場
 岐阜県本巣市早野 中島邸
講師
 大工 所 好久
 左官 小池 忠

3.事業の成果・効果 平成22年度第2回普及事業助成を受け、延べ200人近くの市民ボランティアの参加者や若手技能者と共に、築160年の中島邸庭門・土塀を解体し、忠実に復元再生研修を行いました。解体・再生体験することに寄り、構造である木材の組み方と土壁の成り立ちを学び、地域調達できる木材や土(資材)での施工が可能なことを、参加者皆で共感しました。しかし、土壁は乾燥期間を通じ風雨による足元(壁下部)に雨があたり、雨仕舞に弱点があることも新たに発見する場となりました。
今回再生してきた土塀の雨仕舞対策として、以前の改修の仕方はモルタルを上塗りすることで風雨から守るよう対策がされていたが、雨が降った後もモルタルが通風を妨げ木や土壁が乾燥せず結果腐食していったことから、足元の雨仕舞は左官仕上げとせず、腰板壁としました。腰板は風雨による経年変化で痛むことを想定して、大壁として取り外しメンテが可能な施工としました。
この体験研修や講演を通じて、風雨や気候風土に、より強い土壁伝統構法の再生・施工法を所得すると共に、取り壊される古民家の住まい手、保存活用を志す人に対し、長く活用できる古民家再生の土壁利用の提案となった。 参加人数50名

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平成23年度建築技術教育普及基金助成事業成果報告

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