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公益財団法人 建築技術教育普及センター
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建築士と医療・介護専門家との連携推進事業

1.普及事業の名称 建築士と医療・介護専門家との連携推進事業
2.事業の概要
(実施期間/会場/講師等)

医療・介護関係者は、在宅介護における住環境の大切さを理解しているが、建築士との接点が少ない。退院前カンファレンスやその関連活動に、建築士会が派遣する建築士が加わるモデル事業を実施し、建築士会「福まち建築士派遣(「カンファ活動」)」方式を確立し、医療・介護と建築との連携の促進を目指す。
1)実施期間:令和元年7月1日~令和2年3月31日
2)会議:WEB会議4回開催
・令和元年8月16日「福まち建築士派遣」方式の検討
・令和元年10月29日「福まち建築士派遣」方式の確定
・令和元年12月29日「福まち建築士派遣」方式の試行・報告
・令和2年3月11日「福まち建築士派遣」方式の評価等
3)モデル事業実施地域:8士会
秋田、群馬、千葉、東京、愛知、岐阜、滋賀、徳島
4)事例数
・「福まち建築士派遣」方式の実施
(19事例:愛知16、徳島2、群馬1)
・地域状況報告(8士会)
5)「建築士と医療・介護専門家との連携推進事業」報告書制作
 全国の福まち地域リーダー(47士会)への通知
建築士会全国大会での普及等(予定)

3.事業の成果・効果
(対象者/参加者数/成果物等)

 建築士会が派遣する建築士が回復期リハビリテーション病棟の入院患者におけるリハビリ計画策定に必要な現況詳細図を作成することで、セラピストのリハビリ目標が定まりやすくなり、セラピストの業務の効率化や入院期間が短縮され早期退院に寄与する等建築士との連携が好評とのアンケート結果が得られた。また、この事業の継続を希望する声が寄せられた。
なお、今回の事業では、病院部外者である建築士がセラピストを支援することに関して、院内コンプライアンスの問題や関係者への周知、検証期間等の問題等により、医療と連携する「福まち建築士派遣」方式の検証が一部の士会に留まった。また、実施した士会でもケアマネジャー等介護との連携まで十分な検証ができなかった。
この度の実施事例は少なかったが、この事業を継続することにより、医療現場において家屋の現況を正確に知ることの重要性の認知度を上げ、セラピストから現況図作成のリクエストが容易に上がるような取り組みの必要性を高めるとともに、医師会や介護保険関係者(特に介護支援専門員)にも建築士が作成する現況図などの有用性を理解してもらい、それぞれの立場を守りながら患者を中心に協労するワンチームを形成すること、建築士と医療・介護専門家との連携を普及させ、建築士の地域包括ケアシステムでの地位を確立していく必要性があると考える。


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