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公益財団法人 建築技術教育普及センター
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歴史博物館から発信する町家の建築技術‘’匠の技“と住文化の魅力-子ども・若者・外国人に日本の建築技術を理解してもらうために-

1.普及事業の名称

歴史博物館から発信する町家の建築技術‘’匠の技“と住文化の魅力-子ども・若者・外国人に日本の建築技術を理解してもらうために-

2.事業の概要
(実施期間/会場/講師等)

歴史博物館から発信する町家の建築技術‘’匠の技“と住文化の魅力をテ-マに、下記の2事業を実施した。
(1)子ども・若者・外国人向けの匠の技体験ワークショップの実施
a.留学生を対象とした軸組模型ミニワ-クショップの実施と町家見学
実施日時:平成30年12月2日(日曜)13時~14時
会場  :大阪くらしの今昔館9階展示室・薬屋の二階
講師  :大阪くらしの今昔館学芸員・服部麻衣、特別研究員・奥田千尋、
     大阪くらしの今昔館町家衆(ボランティア)、大阪教育大学・
     碓田智子
内容  :外国人をの理解度を確認するたために、大阪教育大学の交換留学生を対象にワ-クショップを実施し、感想を書いてもらった。 
b.一般来館者を対象とした軸組模型ワ-クショップの実施
実施日時:平成30年12月23日(日曜)
     午前の部 10時30分~12時/午後の部 12時30分~14時
会場  :大阪くらしの今昔館9階展示室・薬屋のおもて座敷
講師  :大阪工業技術専門学校 左海晃志・技能コ-ス学生2名
     大阪くらしの今昔館 谷直樹・奥田千尋
内容  :一般来館者に声かけをし、ワ-クショップ用に作成した町家の軸組模型を使い、組み立てをしながら構造を学んでもらった。
(2)町家の建築技術と町家の生活文化を海外に伝える動画作成(日・英語)
と発信
制作期間:平成30年8月~平成31年3月
撮影場所:大阪くらしの今昔館9階町並み展示室
企画  :碓田智子、谷直樹、渡邊望、岩間香

3.事業の成果・効果
(対象者/参加者数/成果物等)

(1)子ども・若者・外国人向けの匠の技体験ワークショップ
 ワ-クショップ用の軸組模型を新たに開発し、組み立て体験によって町家の
a. 軸組模型ミニワ-クショップの実施と町家見学(留学生対象)
・対象:大阪教育大学の交換留学生
・参加者数:14名対象(中国、韓国、ベトナム、ミャンマ-、ブラジル)
b.一般来館者を対象とした軸組模型ワ-クショップの実施
・対象:外国人を含む一般来館者・参加者数:1組2~3名で約15組(見学者を含めた参加者は50名程度、うち半数が外国人来館者、所用時間は1組15分前後)
【成果・効果】a.によって建築学を専門としない留学生にも、組み立て
体験を通じて、町家の構造に理解と関心を持ってもらえた。b.の一般来館
の外国人に身振りや手振りで、模型の組み立てを伝えることができた(恒
常的にボランティアによって本ワ-クショップを行なうことを踏まえ、イ
ベント形式ではなく、当日の一般来館者に声かけして参加してもらった)。
また、3月9日(土曜)には、ワークショップ『木の継ぎ方を知ろう』がボ
ランティアによって開催されたことも、発展的な成果である。
(2)町家の建築技術と町家の生活文化を海外に伝える動画作成(日・英語)
と発信(シナリオ台本、DVD参照)
【ビデオの構成】:子ども、若者、留学生、外国人に関心を持ってもらえるように、留学生の視点で、町家の建築や町家の生活をみて体験するシナリオにした。「なにわの町並み編」「町家のくらしとおもてなし編」「町家の商い編」「長屋のくらし」の4種類(1本 4分前後)を、日本語版と英文テロップ版で作成した。
【ビデオの内容】:「なにわの町並み編」では格子戸やすりあげ戸のほか、町家の外観デザインに注目してもらうことを狙いとした。「町家のくらしとおもてなし編」には町家の構造や大工技術の解説を盛り込んだ。「町家の商い編」には、町家での商いの様子を再現した。「長屋のくらし」では、裏長屋の建築的特色ととともに、小芝居によって庶民の生活をの様子を表現した。
【成果】制作したビデオは今昔館ホ-ムペ-ジとYouTubeにアップし、国内外から閲覧可能とした。また、ブル-レイとDVD版も作成し、学校や教育施設等に貸し出しができるように整えた。


大阪くらしの今昔館9階町並み展示室

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