1.背景と目的 平成22年度、いわゆる「公共建築物等木造利用促進に関する法律」が制定され建築物等の木造化に大きく舵が切られたが、これを担うべき技術者の不足は否めず、特にその状況は首都圏以外において厳しい。この問題の解決の一助とするため、<いつでも、どこでも、何度でも>をスローガンに、平成22年度より多忙な技術者の木質構造設計能力を高めるため始めた<インターネットによる講座>を今年度も以下のようなプログラムで実施した。 2.プログラム (1)プロジェクト実例解説-1「銀座に建つ5階建てツーバイフォー耐火建築物」◆講師:原 康之(三井ホーム株式会社)平岡信彦(Ren/一級建築士事務所)(2)「CLTの概要」◆講師:正木祥子(日本CLT協会) (3)「CLTの現状と今後の課題」◆講師:中島 洋(日本CLT協会) (4)「CLT法基準の整備」◆講師:河合直人(工学院大学教授) (5)「実例で語る構造計画のポイント-1」在来軸組構法建築物(仕様規定と使用規定+構造計算)◆講師:川口達次(イーエス工房) (6)「実例で語る構造計画のポイント-2」(集成材等建築物・意匠設計者と構造設計者の効率的な関わり)◆講師:川口達次(イーエス工房) (7)プロジェクト実例解説-2「都市木造の実践」=下馬の集合住宅と赤羽の集合住宅=◆講師:内海 彩(KUS一級建築士事務所) 3.実施期間 事業実施時期・・・平成26年7月~平成27年3月 講座実施期間・・・平成26年11月~平成27年3月 |