「QUA クウェイ」NO.28(2004年1月発行)より
標記試験の合格者の発表が行われました。それぞれの試験結果と合格者の主な属性をご紹介します。
平成15年の一級建築士試験は、受験者数が55,045人、そのうち合格者4,477人、合格率8.1%でした。合格者の属性でみると、職務内容別では、建築設計の割合が4割以上を占めています。年齢別では、27才から34才までの方が6割以上を占め、平均年齢は30.2才です。
平成15年の二級建築士試験は、受験者数が45,673人、そのうち合格者12,103人、合格率26.5%でした。合格者の属性でみると、職務内容別では、建築設計、施工現場管理が5割を越え、次いで技能労務(大工等)が16.7%となっています。年齢別では、29才以下の方が7割弱を占め、平均年齢は28.0才です。
平成15年の木造建築士試験は、受験者数が807人、そのうち合格者373人でした。合格率46.2%でした。合格者の属性でみると、職務内容別では、その他の割合が9割と高く、次いで技能労務(大工等)が3.7%となっています。年齢別では、29才以下の方が9割以上を占めています。
平成15年の建築設備士試験は、受験者数が2,870人、そのうち合格者551人、合格率19.2%でした。合格者の属性でみると、職務内容別では、設計が5割以上を占め、次いで施工管理が2割を占めます。年齢別では、30才代が6割以上を占め、40才代と20才代が15%前後、50才以上の割合が少ない結果となっています。
平成15年度のインテリアプランナー試験の一次試験(学科)は、受験者数が320人、そのうち合格者199人、合格率62.2%でした。合格者の属性でみると、職務内容別では、建築設計・監理の割合が56.3%と建築設計・監理の割合が5割を越え、次いでインテリア設計・監理等が18.1%となっています。なお、平成16年1月18日に実施の二次試験(設計製図)の合格発表は、3月11日頃に行う予定です。
(参考 平成14年度の最終結果は、実受験者数645人、合格者数155人、合格率24.0%)
今回で3回目となるインテリアのプロと企業をつなぐ国際展示会とセミナー「IPEC21 2003」が平成15年10月22日~24日に東京ビッグサイトにて開催されました。「健康な環境」をテーマに128社がインテリア、建築に関わる最新の技術や製品などを提案・展示、約1万7千人の来場者がありました。主催:日本インテリアプランナー協会協議会、協賛:インテリア関連団体、後援:国土交通省、経済産業省、当センター等。当センターはインテリアプランニング賞'98、2000、2002過去3回の国土交通省大臣賞及び当センター理事長賞作品パネルを出展いたしました。
当センターにおいて実施している「インテリアプランナー」資格制度について、平成16年度試験から次のような見直しを行う方向で検討しています。